雨上がりの夜が好き

本の感想多めです

夜を明かすってこんな感じ

 先日、初めて終電を逃した。オールナイト上映に行くとか、一晩かけて海まで歩くとかを計画して終電を「見送った」ことは何度かあるが、飲みすぎて逃したのは初めて。慣れないワインを飲み放題で調子に乗って飲み過ぎたせい。

 高校同期3人の飲み会。19時に集合しワイン飲み放題2時間。ワインも料理も美味しくていいお店だった。自分でなんとなく決めている「セーブポイント」以上に飲み、アイスを食べて2件目はダーツバー。そこで投げたり喋ったりしてたらいつの間にか終電の時間が過ぎていた。自分が一番終電が早かったので、一人だったらネットカフェかジャズバーに行こうと思いつつ、終電もうねえわ、と言ったらカラオケに行く流れになった。

 カラオケ。眠くて頭痛くて意味がわからなかったけど、始発まで寝落ちせず吐くこともなく歌い切った。トイレに行く度に若者が青い顔でうずくまっていて(毎回違う若者だった)面白かった。彼らは何を考え生きて、あそこに座っていたのだろうか。

 朝、始発の時間、大体4時半くらい。街は深夜の顔をしていて、しかしうっすらと明るく、高揚感のある光景。街の据えた匂いも少し薄い気がした。冷たい空気で頭痛が癒やされ、電車に乗り帰宅。

 

 総括。楽しかったが、時間を無駄にした。しかも「楽しかった」のも楽しい気がするだけ、な気がする。酒と眠気で脳がバグって事実を誤認しているというか。だから、あんな馬鹿なことは年に一回くらいが丁度いい。現に生活が破壊され、月曜深夜の話なのに水曜日まで何もできていない。

 カラオケについて。私はカラオケが苦手です。歌が上手くないのもあるし、臭い密室に閉じ込められるのも苦痛だったりする。だから正直、大学に入ってからできた友達とはあまり行きたくない。恋人ですら少し嫌かも、という感じ。今回は二人とも久しぶりに会ったけど、ずっと同じ学校に通っていた人たちだったから平気だった。『光るとき』が意外と上手く歌えて嬉しかったです。